ニコマスデビューから5年(投稿者としてはさらに4年ほど)も経つらしいので、卓動画などに使用しているセリフ枠のお話をしようかと。
●セリフ枠……?
画面下のこういうやつ。メッセージウィンドウなどいろいろ呼び名がある。
驚くことにデビュー当時から現在まで、一切変更されていません! これは怠慢なのでは?
いえ、当時から完成されていたのです。そういうことにしましょう。
ところで枠の右側に、丸い穴が見えていますね。これは「テキスト表示タイマー」です。
●テキスト表示タイマー……?
需要があるかどうかわかりませんが、1280*720に対しこんな感じの座標とサイズで使っています。卓動画勢には「無駄にでかくない?」って言われそう。いや動画サイズが。
タイマー部分はスクリプト制御で、
n=obj.frame/obj.totalframe*360
obj.effect("マスク","X",480+math.sin(n*math.pi/180)*80,"Y",-math.cos(n*math.pi/180)*80,"サイズ",120,"type",1,"マスクの反転",1)
要は表示時間に伴って円運動するマスク(反転)をかける、という。枠のサイズに合わせてXYの数値を変えて使いましょう。
グラデーションや凸エッジ、シャドーはただの装飾です。さらにノイズとか乗せたり図形(背景)でなくフレームバッファを使ったりするのもアリ。
●発端
現在のセリフ枠になるにあたり、最大の影響を受けているのがGDPの「卓とあいつら」。
「テキスト表示タイマー」がわかりやすく表示されたのがこの回から。
読み上げ音声がつくことがまれだった卓遊戯、卓m@sで、テキストがいつ切り替わるかがわかるのは視聴者に優しいと思い、導入を試みることに。
あと些細な効果として、セリフ枠絡みのコメントがつくことがあります。キャラクターシートや情報を表示する際にタイマーが出ることはありますが、普通のセリフでやるのはめったに見ないですから。
なに、初見でタイマーだと気づく人はそんなにいない? ……まあ、うん。
●模倣
最初の導入例がこちら。外側の丸がテキスト表示時間、内側がシーン時間だった記憶。
その半年後。収縮する丸がテキスト表示時間。これはGDPの「ミネラロジー」シリーズを参考にしています。
●そして現在へ
上記ふたつを複合したものがこちらになります。
卓m@sデビュー3か月前に、現在まで続く形ができていたわけですね。
セリフ枠がない場面では、円運動する図形だけを表示している事もあります。
これは以下を参考にしました。
●〆
テキストメインの動画向けに役に立つような、立たないような小技として、書いておくことに意義があるかなーって。